2006年03月15日 17:46
I 日本周辺諸国の戦略概観
1.中国
中国が軍事増強政策を採る理由/今現在、24発の核弾道ミサイルを対日照準中/中国軍の動向(2004~05年)
>筆者は日本は中国とは平和友好条約を締結している上に、中国を最大の友好国として1979年以来、20年間にわたって政府開発援助(ODA)と技術援助を行って来ているのに、なぜこのような仕打ちをするのかと問い質した。核弾道ミサイルの米軍基地への投射は、当然ながら基地周辺にある日本国民の居住地を壊滅させるに十分な能力を持っている。直ちに照準を外すべきであると抗議をしたが、彼らは中国がどこに設置しようが、あるいはどの国に対して照準しようが、それはあくまでも中国政府の政策である、他国からとやかく言われる筋合いではない、とやかく言うことは中国に対する内政干渉である、として筆者の抗議をはねつけた。
民主党の前原誠司代表が中国の軍事力について「脅威を感じる」と述べたことに対し、中国の秦剛外務省副報道局長は13日の記者会見で「中国は歴史上、他国を侵略したり、他国の領土で殺人・放火をしたことはない」と反論した。秦副局長は「昨年の中国の軍事費は256億ドルだが、日本はその約1.62倍だ」と強調した。
毎日新聞 2005年12月13日19時29分